【企業分析】Apple Q2 (1-3月) 業績+増収要因



iPhoneを初めとする画期的なテクノロジーデバイスを開発し世界中に販売しているアップルは、GAFA(Google, Apple, Facebook, Amazon)の一角としてトップの座に君臨し続ける多国籍企業。新型コロナウイルスが感染拡大して1年経過した今でもアップルファンを魅了し続けているのは、同社製品が日々の生活を持続的に支えていることを示しています。


2021年4月28日、Appleは2021年3月27日を末日とする2021年会計年度第2四半期の業績を発表しました。四半期の売上高は1-3月期としては過去最高となる896億ドル、前年同期比54%増加を記録。世界中で新型コロナウイルス感染拡大が一向に収束しない中での今回の増収の要因はどこにあるのかを考察していきたいと思います。


参考:Apple Inc.






まずは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う在宅勤務や在宅学習の需要です。同ウイルスの出現によって我々の生活は一変しました。ビジネスマンにとっては、出社からテレワークに切り替わり、学生にとってはオンライン授業に変わりました。仕事も学習も効率的に行うためには、テクノロジーデバイスが必須となりました。製品の中で需要が高かった製品は、iMacとiPad Pro。Macシリーズは売上高前年同期比70%増加、iPadシリーズは売上高前年同期比78%増加。特にiPadは、様々な分野において、ポータブルで場所を問わず活用できるメリットがあるため、イノベーション次第では今後も期待できる製品です。


次に、5Gに対応したiphone12の需要。5Gとは、新たな時代の到来を象徴するテクノロジーとして注目を集めている次世代ネットワーク。1) 高・大容量、2) 低遅延、3) 多接続の特徴を持ちます。4Gと比較すると、通信速度は約20倍、遅延は約10分の1、同時接続数は約10倍だ。5Gが到来すると、人物や行動の認識や特定、在宅医療、自動運転、スマートシティ等といった様々な分野にメリットがあり、経済全体を活性化する重要なカギとなると言われています。iphone12の売上高前年同期比は65%増加。コロナ禍においては、多様化する働き方に応じるためにも、5Gに対応したデバイスは必須だったと言えるでしょう。


2021年度第二四半期の結果は、主に上記2つの要因だったことが分かります。しかし、今後も成長を続けていくためには、新型コロナウイルスのような想像を超えた外的要因や市場のニーズを常に把握しなければならないでしょう。そして、ユーザーの期待度を越えるためにも、継続的なイノベーションの取り組みが必要であると言えます。

【2021年第二四半期決算】 総売上高896億ドル (前年同期比54%↑) 米国市場以外の売上比率67%↑ 営業キャッシュフロー240億ドル 純利益236億ドル


【製品別売上高前年同期比】 Mac 売上高前年同期比70%↑ iphone売上高前年同期比65%↑ ipad売上高前年同期比78%↑ itunes+software (applecare+apple payライセンス料金など) 売上高前年同期比26%↑ Weareables, Home & Accessoriesなど 売上高前年同期比25%↑