効果的な職場でのダイバーシティー・インクルージョンマネジメントの推進方法



競争の激しい環境の中で、事業の成長を促す鍵となるのが「ダイバーシティ&インクルージョンマネジメント」です。多くの企業で注目されているマネジメント方法ですが、まだまだ完全には浸透していません。今回はダイバーシティ&インクルージョンマネジメントの定義やその企業に与えるポジティブな側面に着目し、どのように推進していくべきなのかをご紹介します。



ダイバーシティ・インクルージョンマネジメントとは

ダイバーシティ・インクルージョンとは、性別、年齢、障害、国籍、宗教、性的志向、学歴、性格、スキルセット、経験、知識ベースなどの違いにかかわらずそれぞれの個性を尊重し、認め合い、各個人の個性を生かして活躍できることを意味します。

そしてこうした環境を用意できるようにマネジメントすることがダイバーシティ・インクルージョンマネジメントです。多様な人材をただ採用するだけではなく、全社員が自身の持つバックグラウンドやスキルを活かせる職場環境を戦略的に作る姿勢が企業に求められています。



職場におけるダイバーシティ・インクルージョンのメリット

ダイバーシティ&インクルージョン・マネジメントは、企業文化を豊かにするだけではありません。異なる視点やアイデアが創造性や問題解決につながるので、組織の収益も自然と向上します。以下が主なメリットです。


・優秀な社員を確保できる

・イノベーションが生まれやすい

・離職率の低下

・会社イメージの向上


職場で自分自身の核となる部分を隠したり、見えないように隠したりしなければならないと感じると、モチベーション、エンゲージメントに悪い影響を与えます。そして最終的に従業員の定着率や離職率に影響を与える可能性があります。

逆に自分自身が職場や周囲のメンバーにそのままの自分で受け入れられている実感を持つことができれば、安心して仕事に取り組むことができ、自然と仕事への意欲も高まり、高いエンゲージメントを出すことができます。



どのように推進していくべきか

多様な人材が活躍できる環境を作ることは簡単なことではありませんが、以下のような手法で推進することができます。


1.ダイバーシティ・インクルージョン研修を行う

管理職や社員へ向けた研修を行い、お互いの理解を深め尊重できるようなマインドを培うようにしましょう。いくら社内制度を変えたところで、社員一人一人がお互いを尊重できるようなマインドがなければ、ダイバーシティ・インクルージョンを実現することはできません。


2.社員とのコミュニケーションを深める

様々なバックグラウンドや特性を持つ社員がいる企業では、コミュニケーション不足によってお互いの誤解を生んでしまったり、価値観の違いから意見の衝突が起こることもあります。リモートワークであっても社員同士の交流を自由に持てる場を作るようにするなど、社員間のコミュニケーションが深まるような工夫しましょう。またマネージャーはチームメンバーと1対1のミーティングを適宜持ち、職場環境に不満はないか等をヒアリングするようにしましょう。


3.社内制度の変更

それぞれの社員に合わせた社内の設備や勤務時間、勤務形態など様々な配慮も必要になります。必要に応じて柔軟な対応ができるようにし、社内制度の変更が必要であれば適宜行うようにしましょう。



まとめ

これからの事業の成長の鍵と言われている「ダイバーシティ&インクルージョンマネジメント」の実現は簡単なことではありませんが、国籍や宗教、障害、性的志向など様々なバックグラウンドや特性を一人一人の個性としてお互いを尊重しあい、その特性を活かすことができれば、自然と組織の収益も向上させることができます。表面的な導入ではなく、しっかりと企業側が個人個人の社員と向き合う姿勢を持つことでダイバーシティ&インクルージョンを成功させることができるでしょう。